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AIの時代? 人の時代? ー「工務店社長のためのウェブマーケティングバイブル」紹介ー

先日は雪が降りました。

灰色の空から際限なく、白く冷たい細かなものが落ちてくるのを見上げていると、ここはどこで自分は何者なのか、よくわからなくなりました。

久々にそんな気持ちになれました。

そんな3月の始まりでしたが、皆様はいかがお過ごしですか。

先日自分は習い事の先生から、その団体の新歓ポスターの制作を頼まれました。
自分は絵が下手だからなあ…と思って渋っていたところ、その先生より、
「上手さを求めているんじゃあない。今は生成AIとかで絵も文章もかけるけど、そういうのは詰まらない。手描き・手書きで個性的なものがいいんだ」
と言われました。

その発言は自分にとって意外でした。

自分は大人になってからは、どんどん出てくる新しい技術に対応しなければならないという切迫感の中にいつもいた気がします。
新しい分析方法をできるようになるとか、アップデートされたソフトを使いこなせるようになるとか。
それがいつも正しいのだという認識になっていたかもしれません。

世の中の人も、アップデートされていく最新を備えた人間を評価するのだろうという考えでいました。
その新しいものものはもちろん学ばなければならないのでしょうが、今回「手描き・手書き」を指定されたことには面白さがありました。
大人になって、パソコンでソフトを使っていかに綺麗にものを作るかを苦心している中で、むしろ小学生の時と同じような「お絵かき」が評価される時が来るとは…。

技術の進歩の反動なのかもしれません。やはり人は人を諦められないのでしょう。
現代、人間味を求める気持ちに応えることは、ますます大事になってくるはずです。

そんなことを考える中で、以下の書籍に思いが至りました。

「工務店社長のためのウェブマーケティングバイブル」(著:萬田柔 知道出版)

https://chido.co.jp/general/post-78.shtml

ウェブマーケティングにおいて「デジタルとアナログの融合こそが成功への道」とする本書を見た時は、ちょっと驚きがありました。

自分は全く詳しくはないものの、ウェブやウェブブログでは専門的なSEO対策をすることこそが重要だと、何となく思っていました。
なので本書が、「デジタル化の成功」には「社員全員参加型の泥臭いアナログな努力」(19頁)が必要と説いていることは、面白く思いました。

人間的なことを置いてきぼりにはできないのだということですね。

最新のものを使えるノウハウだけでなく、自分自身の手で生み出す力も育てていきたいと感じています。

そんな新年度に向けた自分の決意でした。

本日もお読みくださりありがとうございました。

コトー

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