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練習することー「本気で綺麗な字になるための美文字練習帳」(早矢仕郁春 著 知道出版)紹介ー

年の瀬ですね。

かつては年末年始こそ働いていた自分ですが、今年は休暇となりました。
韓国の友人は、韓国では旧正月がメインなので、この年末年始は1月1日のみが休暇なのだと言っていました。旧正月が長期休暇となるそうです。

皆様それぞれに過ごされるのだと思いますが、どうぞ新しい年が輝くものとなりますように。

まとまった休みとなったので、自分にはやってみたいことがあります。字の練習です。

知道出版には以下のベストセラーがあります。

「本気で綺麗な字になるための美文字練習帳」(早矢仕郁春 著)
https://chido.co.jp/calligraphy/post-39.shtml

B5サイズ左開きで、見やすく、書きやすい美文字練習帳です。

基本から上級レベルまで、この一冊で段階的に学べます。

最近自分は祖母に手紙を書いて送ると、受け取った祖母から悪筆だと電話が来ます。
昔は丁寧に字を書いていたのに、今はいかに速くメモをとるかを考えていて、綺麗に字を書こうとすることもないのだろう、だから急いだ字しか書けなくなっている、と。

その指摘は当たっていて、大学に入ってからは字を書くと言えばもっぱら講義や連絡事項のメモででした。社会人になってからはパソコンで作業することも多く、手書きをする機会自体も減っています。

字を書くという、幼少期あんなに練習したことを、今ではすっかりやらなくなっています。

そしてそれを思った時、はたと練習とは良いものだなあと気づきました。

練習は、未来をより良くするためにすることです。現状維持でいいならば、練習はしないでしょう。

字の練習であれば、手紙を綺麗な字で書きたいとか、贈り物の添え状を手書きにして思いをもっと伝えたいとか、そんな先への思いがあるはずです。
そしてそれを自分は叶えられると信じているから、練習を続ける。

練習は、未来と自分への信頼が基盤となった行為です。

かつて自分がちびた鉛筆で学習帳に繰り返し字を練習していた時は、子供らしく素直に、来るべき明日と、自分の可能性を信じていたのでしょう。

今、自分はその無邪気さを失ってしまいましたが、字の練習をすることで取り戻せるかもしれません。
自分と他人と世界への根拠のない信頼によって、飛躍が生まれる時もあるはずです。

そんなことを考えて、自分は字の練習をしてみようと思います。それは2025年に飛び立つ練習にもなるのでしょう。

お読みくださりありがとうございました。

皆様、本年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

コトー

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