街を歩けばイルミネーション。店に入ればクリスマスソング。
自分は不用意に心的打撃を受けることの多い時期となっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
神保町も輝いております…。
その心痛からではありませんが、最近自分は占いに興味を持っています。文学を解釈するような面白さがあると感じているからです。
知識がなく浅い関心であるが故の感想なのかもしれず、専門家の方がいれば正してほしいです。
なぜ自分が占うことは文学を解釈することと似ていると思ったのか。それはそれぞれが、占い師もしくは読み手の反映であるということを強く感じたからです。
後者については、多くの方が納得してくれると思います。テクストは開かれている。
前者は、どうでしょう。
例えばタロットカードでの占いの時。占い師はカードを展開して読み解き依頼者の問いに答えますが、カードに描かれている象徴性の高い数字・絵柄の何を取り上げ、カード同士の関係をどう見るかは、占い師によるところが大きいのではないでしょうか。
自分はタロットカードを読むことはできないのですが、占い師の助言には、その占い師自身の人生観や倫理観、家族観などが如実に表れるように思います。
例えば「君はその人を忘れるべきだ」と言うのか。「君がその人を思うことは自由だ」と言うのか。
占い師が何をタブーとし、何を肯定しているかによって、「カードが言っている」とされることも、依頼者への助言も、大きく異なる気がします。
運命を教えてくれるのではと思って最初占いに触れてみたいと思った自分にとって、これは発見でした。その展開されたカードたちはテクストなんだと。
抽象度の高いこと、例えばカードなり星の様子などから、具体的なアドバイスを占い師はしてくれますが、どんな占術にしろ、そのようなテクスト解釈のような面はあるのではないかと自分は近頃思っております。不遜な者です。
占いはとてつもなく古くからあるもので、だからこそ奥深く面白く危険なのでしょう。上記のように自分は今思っているものの、またより知れば違う考えとなるかもしれません。
知道出版には占い・スピリチュアルの本がたくさんあります。勉強してまた考えたいと思います。
知道出版の占い・スピリチュアルの本は以下をご覧ください。
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https://chido.co.jp/general/spiritual/
お読みくださりありがとうございました。
コトー
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