JIMBOCHO ONLINE

神保町

魅惑の書籍用紙の世界のご案内

さて、今年もあと4週間を切ってしまいましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

本日は、神保町から少し離れた場所へ行きましょう。

神保町ONLINEという名前ですが、神保町の話ばかりしていては飽きてしまいますね。(私はまだ一度もしたことはありません)

本日は、神保町から新宿線で2駅移動し、市ヶ谷へ。

 

市ヶ谷は坂の多い街で、登り降りは大変ですが、登った先はで閑静でのどかな雰囲気で、都心にありながらも心安らぐ場所となっています。

 

そして頂上には、周囲の静けさとは不釣り合いなドでかいビルが鎮座しています。

本日向かったのはDNP本社ビル。

の隣の本と活字館。

現在ここで、書籍用紙の展示会がやっております!

ということで早速見学してきました。

 

まず一階では活版印刷技術についての展示が行われており、こちらは年中見られるものとなっています。

これは「組版」と呼ばれるもの。

今でも本の制作過程には組版という作業がありますが、当然全てパソコン一台でできてしまいます。

私たち知道出版では組版も内製しているため、私も日々組版しています。

しかしその原型がこれだったとは……。

文字通り文字を一文字一文字組んでいくのですね。(ゲシュタルト崩壊しそう)

今では考えられないほど、気の遠くなる作業です。

本当に文字を見過ぎてゲシュタルト崩壊してしまうのでないでしょうか。

昔の人はすごかった。

他にもこのような活版印刷機も展示されていたり。

ぜひ直接見て欲しいものです。

そして本日の目玉は、2階でやっている書籍用紙展。

ここでは現在実際に日本で書籍に使われている紙、61種類と、

それぞれの用紙で作った束見本(つかみほん)などが展示されています。

 

そして実際に用紙を触って質感を比べることができます。

私のお気に入りはOKライトクリームツヤという紙でした。

ツルツルスベスベしていて、極上のシーツのような触り心地です。

そしてなんと、この用紙たち、61種を集めてコンプリートすると、こんな感じに糊付けして察しにしてもらい、持って帰ることができます。

(こっそり教えますが、入館も書籍用紙も全部無料です!)

 

直接見て触って欲しいので写真は控えめにしましたが、本の制作の世界に少しでも興味がある皆様は、ぜひ行ってみてください。

オリジナルのしおりなんかももらえますよ♪

2月16日までやっているそうです。

筆者はうっかりしていて文フリに行きそびれてしまい悔しい思いをしたのですが、ここで悔しさを晴らしてきたのでした。

それではまた。

 

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