羽織物が必要な寒さの今日この頃、皆様いかにお過ごしでしょうか。
雨も多くすっきりしないですが、神保町では本に関するイベントがたくさん行われています。
現在は、第64回神田古本まつりが開催中【11月4日(月・祝)まで】!
詳しくは「神田神保町」オフィシャルサイトをご覧ください。
https://jimbou.info/
10月26日(土)~27日(日)には「第32回 本の街 神保町ブックフェスティバル」が開催されていましたね。
様子はこちらのサイトが参考になります。
「おさんぽ神保町」https://osanpo-jimbo.com/info/5914859
私も行ってみたところ、とてもたくさんの人で賑わっていました。
ワゴンの周りに三重、四重にも人の輪ができており、本当に盛況でした。
毎年地方からいらっしゃる人もいると、編集長が言っておりました。
ここにしかない体験と物があること、自分も行ってみてよくわかりました。
神保町は本の街であることを実感しております。
さて、自分は神保町に職場があり、退勤後に古本屋や新刊書店に寄るということも容易にできます。
自分のその時欲しい本に合わせて、本屋を選ぶということもよくします。
しかしそれは恵まれた環境なのでしょう。
自分は地方出身です。地元に新刊書店はそう多くはなく、古本屋はめったにありませんでした。
本屋に行くためにわざわざバスに乗って街に出なければなりませんでした。
本屋を選ぶという発想はなく、本屋が選んだ本を買っていました。
そしてお客さんだけでなく、地方の本屋さんもまた、苦労があるようです。
「コアなもの、アート系の書籍を置きたいと思っても、自分の地元の古本市にはそのような本は出回らない。だからなかなか、自分の思うような本を仕入れられない」
地方にお店のある古本屋さんが、そのように話していました。
関西にお店を構えた古本屋さんで、本の仕入れのため毎週東京神田の市に来ている人もいると聞いたことがあります。
とても交通費がかかるはずですが、それでも神田に来ることでしか得られないものがあるのだなあということが、そのお話からよくわかりました。
一極集中が崩れつつあるという話や、リモートの普及で場所から人間が自由になりつつあるという感覚はあるものの、しかしこの東京神田には磁場があり、何かが集まっているのでしょう。
やはり東京は東京なのかしら、ということを最近よく思います。その充実感が何かと引き換えなのは、正しくそうなのでしょうが。
在京の間は、いろいろ巡って経験をしてみたいと思います。
お読みくださりありがとうございました。
コトー
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